制作物:水引風アクセサリー
今回は水引のようなアクセサリーをモデリングしてみました。
モデルに装着するとこのような感じになります。
初心者特有の力技モデリングの割には満足のいく仕上がりとなりました。
今回学んだこと
「ベジェ曲線」で複雑な曲線も自由自在
以前作成した「扇子」の一部(タッセルと扇子の接合紐のところ)でも使用した「ベジェ曲線」。
今回はこのベジェ曲線の操作に慣れる目的での作品です。
- オブジェクトモード:追加(Shift+Aキー)でカーブ→ベジェを選択
- オブジェクトデータプロパティ:ジオメトリ→ベベル→深度の数値で線の幅を調整(今回は0.06に設定)
- 編集モード:各ハンドルを移動・回転・拡縮で調整→押し出し(Eキー)で線を延長
- 3をひたすら繰り返す
今回は4本の糸で作る梅結び(花結び)を作ろうと思い、「配列」や複製を試みましたがうまくいかず。…結局4本それぞれを個別に作成しました。
各モデルの交差部分がめり込まないよう調整するのは非常に骨の折れる作業でしたが、それがハンドメイド感のあるばらつきにとなり個人的に満足の仕上がりでした。
ポリゴン数多すぎ問題に対する試み
モデルのポリゴン数は極力抑えるべき?
モデリングは完成したのですが、三角形面(ポリゴン数)を確認したとこなんと18,432。
小物アクセサリーという位置づけでは非常に多い印象を受けるため、何とかできないかとひとまず「5,000台まで削減」を一つの目標として試みました。
その1:モディファイアー「デメシート」適用
モディファイアーにある「デメシート」という機能でポリゴン数削減可能という情報を得たので適用。比率0.3で目標の5,000台となりましたが、レンダリングした画像を見ると滑らかさが失われている状況。
その2:ベジェ曲線の解像度を下げる
オブジェクトデータプロパティでベジェ曲線の解像度を下げられるということで、4本ともに初期の12から4まで下げたところ、6,000台まで減少しましたが明らかにモデルがカクついている状態。水引感がだいぶなくなってしまいました。
その3:上記2つの併用
上記2つの機能を程よく適用したらどうにかならないものか、ということでそれぞれの適用割合を下げながら併用してみました。結果としてはやはりカクつきを免れることはできませんでした。
まとめ
- ベジェ曲線はどうしてもポリゴン数が増えてしまう機能であること
- どんなポリゴン数削減方法をしたとしても、目指すポリゴン数が同じであれば見え方に大きな違いが生まれないこと
…現状の私の知識ではこのような結論となりました。そもそものモデリングアプローチを変える必要があるような気もしています。今後の学びで何かしら解決策を見いだせたらなと思います。